コラムカテゴリ
美容治療・内服薬
当記事の監修医師
医療法人 御照会 理事長
倉田 照久
池袋サンシャイン通り皮膚科 院長
ニキビは何日で治る?種類別の治るまでの期間や早く治す方法を解説
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当記事の主な参照元:
皮膚科Q&A にきび |日本皮膚科学会
ニキビができると「何日で治るの?」「できるだけ早く治したい」と気になる方も多いでしょう。ニキビは種類や炎症の程度によって、落ち着くまでの期間が異なります。
白・赤・黄ニキビが同じ状態で続く期間は、数日から数週間が目安です。32人を対象にした前向き研究では、閉鎖面皰(白ニキビ)が平均7.1日、丘疹(赤ニキビ)が5.8日、膿疱(黄ニキビ)が3.9日でした。
ただし、これは消退だけでなく別の皮疹へ変化するまでの期間も含み、皮膚が完全に元へ戻る日数ではありません。治療全体では、効果が見え始めるまで6~8週間程度かかり、通常は12週間で効果を評価します。
この記事では、種類別の目安やニキビを悪化させないためのケア、皮膚科を受診する目安を解説します。
この記事の目次
ニキビが治るまでの期間は種類によって異なる

ニキビが目立たなくなるまでの期間は、ニキビの種類や炎症の程度、肌の状態などによって異なります。
種類別の日数は、同じ見た目の皮疹が続く期間の目安です。短期間で別の皮疹へ変化する場合もあり、日数が短いほど軽い、または完全に治ったという意味ではありません。
炎症後の赤み、色素沈着、瘢痕はさらに長引くことがあります。
白ニキビ|平均約7日だが、1か月以上続くこともある
白ニキビは、皮脂や古い角質などによって毛穴の出口が塞がれ、毛穴の中に皮脂がたまっている状態です。炎症を伴っていないため、赤ニキビなどと比べると目立たなくなるまでの期間が短い場合があります。
ただし、肌の状態によって経過には個人差があります。気になっても無理に潰すと、毛穴への刺激によって炎症を起こす可能性があるため、触ったり押し出したりするのは控えましょう。
黒ニキビ|1~2週間とは限らず、長く続くこともある
黒ニキビは、毛穴に詰まった皮脂や角質が空気に触れて酸化し、黒く見える状態です。白ニキビと同様に、基本的には炎症を伴わないニキビですが、無理に押し出したり刺激を加えたりすると、炎症につながることがあります。
洗顔や保湿などの適切なスキンケアを続けながら、改善がみられない場合は皮膚科への相談を検討しましょう。
赤ニキビ|平均約6日だが、1か月程度続くこともある
赤ニキビは、毛穴の詰まりに加えて炎症が起きている状態です。炎症の程度によって、症状が落ち着くまでにかかる期間には差があります。無理に潰したり触ったりすると、炎症が悪化する可能性があるため注意が必要です。
ニキビが繰り返しできる場合や、なかなか症状が落ち着かない場合は、皮膚科を受診して相談することも選択肢の一つです。
黄ニキビは|~1か月以上
黄ニキビは、炎症が進み、ニキビの内部に膿がたまっている状態です。前向き研究では、膿疱として確認された期間は平均3.9日、範囲3.5~10.5日でした。
ただし、その後も赤み、色素沈着、瘢痕が残ることがあり、約4日で皮膚が完全に元へ戻るという意味ではありません。
自分で潰すと患部を傷つけ、炎症を悪化させたり、ニキビ跡につながったりする可能性があるため、触ったり押し出したりしないようにしましょう。
膿を伴うニキビが続く場合や、症状が気になる場合は、皮膚科で相談することをおすすめします。
ニキビが治る過程は?

ニキビは、毛穴の詰まりから始まり、炎症を伴うニキビへ進行することがあります。
その後、炎症が落ち着くにつれて徐々に肌の状態が回復していきますが、炎症の程度によっては赤みや色素沈着などが残る場合もあります。
ここでは、ニキビができてから落ち着くまでの一般的な過程について解説します。
白ニキビから赤ニキビへ進行する場合がある
白ニキビは、皮脂や古い角質などが毛穴に詰まり、盛り上がって見える状態です。
この段階では炎症を伴っていませんが、毛穴の詰まりが続くと、毛穴の中でアクネ菌などが関与して炎症が起こり、赤みや腫れを伴う赤ニキビへ進行することがあります。
ニキビを悪化させないためにも、患部を触ったり潰したりせず、適切なスキンケアを心がけましょう。
炎症が落ち着き、徐々に皮膚が回復する
赤ニキビなどの炎症が落ち着いてくると、腫れや赤みも徐々に軽減していきます。ただし、見た目の炎症が落ち着いた後も、肌の状態がすぐに元に戻るとは限りません。
治りかけのニキビを触ったり、洗顔などで強くこすったりすると刺激になるため、症状が落ち着いてきた後も患部への刺激を避けることが大切です。
ニキビ跡になるケースもある
炎症が強いニキビでは、症状が落ち着いた後も赤みや茶色っぽい色素沈着が残ることがあります。また、炎症が皮膚の深い部分まで及んだ場合には、肌が凹んだクレーター状の瘢痕が残るケースもあります。
ニキビ跡を防ぐためにも、ニキビを潰したり強く触ったりすることは避け、炎症が強い場合や繰り返す場合には、早めに皮膚科へ相談することを検討しましょう。
大きいニキビ・赤ニキビ・黄ニキビは何日で治る?

大きく腫れたニキビや赤ニキビ、黄ニキビは、炎症の程度によって症状が落ち着くまでの期間が異なります。
数日で目立たなくなる場合もあれば、1か月以上かかるケースもあります。特に炎症が強いニキビは、自己判断で処置することで悪化する可能性があるため、無理に潰さないことが大切です。
大きいニキビは1か月以上かかることもある
大きく腫れたニキビは、炎症が皮膚の深い部分まで及ぶことで、硬いしこりのようになる場合があります。このようなニキビは、一般的なニキビよりも症状が落ち着くまでに時間がかかり、1か月以上を要することもあります。
なかなか改善しない場合や、痛みや腫れが強い場合は、自己判断で対処せず皮膚科への相談を検討しましょう。
赤ニキビを3日で治すことは難しい
赤ニキビは炎症を伴っているため、3日程度で必ず治るとはいえません。炎症の程度や肌の状態によって、症状が落ち着くまでの期間には個人差があります。
できるだけ悪化させないためにも、患部を潰したり頻繁に触ったりすることは避け、洗顔や保湿などの基本的なケアを行いましょう。
症状が続く場合は、皮膚科で相談することも選択肢です。
黄ニキビは皮膚科を受診も検討する
黄ニキビは、炎症が進んで膿を伴っている状態です。無理に潰すと患部を傷つけ、炎症の悪化やニキビ跡につながる可能性があります。
特に膿を伴うニキビが繰り返しできる場合や、腫れや痛みが強い場合は、自己判断で処置せず、皮膚科を受診して相談することを検討しましょう。
ニキビを早く治す方法

ニキビができると、できるだけ早く目立たなくしたいと考える方も多いでしょう。ただし、ニキビが落ち着くまでの期間には、種類や炎症の程度などによって個人差があります。
ここでは、ニキビを悪化させたり肌に余計な刺激を与えたりしないために、日常生活でできるケアについて紹介します。
ニキビを触ったり潰したりしないようにする
ニキビが気になっても、指で触ったり潰したりするのは避けましょう。患部に繰り返し刺激を加えることで、炎症が悪化したり、症状が落ち着くまでに時間がかかったりする可能性があります。
また、手指に付着した汚れなどが患部への刺激となることもあるため、できるだけニキビに触れないことが大切です。洗顔やスキンケアの際も、患部を強くこすらないよう注意しましょう。
スキンケアを見直す
ニキビがあるときは、肌に余計な刺激を与えないスキンケアを心がけましょう。洗顔料は十分に泡立て、肌をこすらずやさしく洗い、洗顔後は保湿を行います。
ニキビを早く落ち着かせたいからといって、洗顔の回数を増やしたり、強くこすったりするのは避けましょう。肌への刺激や乾燥につながる可能性があります。
市販薬を適切に使用する
市販のニキビ治療薬には、ニキビの症状に応じて使用される成分が配合されたものがあります。
ただし、ニキビの種類や症状によって適した薬は異なるため、購入・使用する際は商品の説明を確認し、用法・用量を守ることが大切です。
使用しても症状がよくならない場合や、悪化した場合は、自己判断で別の薬へ次々に変更するのではなく、皮膚科への相談を検討しましょう。
生活習慣を整える
睡眠不足や過度なストレスなど、生活習慣の乱れは肌の状態に影響することがあります。
ニキビ対策として特定の食品だけを避ければよいとは限らないため、極端な食事制限をするのではなく、主食・主菜・副菜などを組み合わせたバランスのよい食事を心がけましょう。
十分な休養や適度な運動、ストレスをため込まない工夫などを取り入れ、日頃から健康的な生活習慣を整えることも大切です。
ニキビパッチは効果がある?

ニキビパッチにはさまざまな種類があり、使用する目的や成分も異なります。患部を覆って刺激から保護するタイプもありますが、貼るだけですべてのニキビが早く治るわけではありません。
ニキビの状態に合った使い方をすることが大切です。
ニキビパッチで期待できること
ニキビパッチで患部を覆うことで、無意識にニキビを触ったり、潰したりするのを防ぎやすくなります。
また、ハイドロコロイドタイプの製品には、傷口から出る浸出液を吸収し、患部を保護する目的で使用されるものがあります。
ただし、ニキビパッチは基本的に患部を保護するために使用するもので、貼るだけですべてのニキビが早く治るとは限りません。使用する場合は、製品の説明を確認したうえで適切に使用しましょう。
すべてのニキビに有効ではない
ニキビパッチにはさまざまな種類があり、配合されている成分や使用目的も異なります。そのため、どの製品でも同じような効果が期待できるわけではありません。
特に、炎症が強い赤ニキビや膿を伴う黄ニキビなどは、パッチで患部を覆うだけでは症状への対応が十分でない場合があります。
症状が続く場合は、ニキビパッチだけに頼らず、皮膚科への相談も検討しましょう。
ニキビが治らないときは皮膚科を受診しよう

ニキビは種類や炎症の程度によって、症状が落ち着くまでの期間に差があります。
セルフケアを続けてもなかなか改善しない場合や、症状が悪化している場合は、皮膚科で相談することも選択肢の一つです。ここでは、受診を検討したいケースを紹介します。
1か月以上治らない
ニキビが落ち着くまでの期間には個人差がありますが、1か月以上経過しても改善がみられない場合は、自己判断で長期間様子を見るのではなく、皮膚科への相談を検討しましょう。
また、同じ場所に繰り返しニキビができる場合や、ニキビの数が増えている場合も、症状に応じたケアについて医師に相談することをおすすめします。
痛みや膿がある
強い赤みや腫れ、痛みを伴うニキビや、膿がたまった黄ニキビは、炎症が強くなっている場合があります。
大きく腫れたニキビやしこりのようなニキビは、症状が落ち着くまでに時間がかかることもあり、治った後にニキビ跡が残るケースもあります。
自分で潰したり膿を押し出したりせず、痛みや腫れが強い場合は早めに皮膚科へ相談しましょう。
ニキビ跡が気になる
ニキビが落ち着いた後も、赤みや茶色っぽい色素沈着が残ることがあります。また、炎症が強かった場合には、肌が凹んだクレーター状の瘢痕が残るケースもあります。
凹凸のあるニキビ跡はセルフケアだけでは対応が難しい場合もあるため、跡が気になる場合は皮膚科で相談し、状態に応じたケアについて確認するとよいでしょう。
ニキビは種類に応じたケアで早期改善を

ニキビが落ち着くまでの期間は、種類や炎症の程度などによって異なります。ニキビを早く治したいからといって、患部を潰したり強くこすったりすると、症状を悪化させる可能性があるため注意が必要です。
洗顔や保湿などの基本的なスキンケアを行い、ニキビパッチを使用する場合も目的や製品の説明を確認しましょう。
症状が長引く場合や、痛み・膿・強い腫れなどがある場合は、自己判断で対処せず皮膚科への相談を検討することが大切です。