TOP医師監修コラムメディカルダイエットリベルサスの危険性とは?気を付けたい症状や正しい飲み方を解説

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メディカルダイエット

当記事の監修医師

倉田照久

医療法人 御照会 理事長

倉田照久

Profile

渋谷文化村通り皮膚科 院長

リベルサスの危険性とは?気を付けたい症状や正しい飲み方を解説

リベルサスの危険性とは?気を付けたい症状や正しい飲み方を解説

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当記事の主な参照元:
リベルサス錠添付文書
リベルサス錠|患者向医薬品ガイド
リベルサス錠インタビューフォーム
リベルサス®錠を 服用される方へ
リベルサス錠7mg | くすりのしおり : 患者向け情報
リベルサス®錠の服用方法の設定根拠と服薬指導のポイント
GLP-1とは? | 糖尿病サイト(ノボ ノルディスク)
医薬品等を海外から購入しようとされる方へ|厚生労働省
医薬品副作用被害救済制度 | 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
肥満・メタボリックシンドローム予防の食事 | 生活習慣病などの情報(e-ヘルスネット) ※食事の見直し例として参考

リベルサスは、2型糖尿病の治療に用いられる医薬品です。ダイエット目的での服用は適応外です

興味はあるものの、危険性や副作用が気になる方もいるでしょう。リベルサスには注意すべき副作用があります。服用にあたっては、医師の指導のもとで体調の変化に注意しながら適切に服用することが大切です。

本記事は、リベルサスに危険性があるといわれる理由や服用時の注意点について解説します

リベルサスに危険性があるといわれる理由とは?

リベルサスに危険性があるといわれる理由とは?

リベルサスに危険性があるといわれる理由として、重大な副作用が報告されていることが挙げられます

また、効能効果の範囲外での適応外使用や、個人輸入したリベルサスの服用は「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となる点も注意が必要です。ここでは、主な自覚症状や対処法について解説します。

※医薬品副作用被害救済制度:副作用で健康被害が生じたときに医療費などの給付が受けられる公的制度

低血糖の危険性と症状が出たときの対処法

リベルサスでは低血糖が報告されています。特に他の糖尿病治療薬と併用している場合は注意が必要です

下記のような自覚症状があらわれたら、ブドウ糖を含む食べ物や飲み物を摂取しましょう。

【主な自覚症状】
お腹がすく、冷汗が出る、血の気が引く、疲れやすい、手足のふるえ、けいれん、意識の低下

低血糖の症状や対処法について十分に理解できるまで、医師から説明を受けることも大切です。また、「低血糖を起こすおそれがある方」に当てはまる場合は事前に医師へ相談しましょう。

【低血糖を起こすおそれがある方】

  • 食事が不規則な方
  • 食事が十分に摂れていない方
  • 栄養状態が悪い、飢餓状態、衰弱している方
  • 激しい筋肉運動をしている方
  • 飲酒量の多い方
  • 脳下垂体機能や副腎機能に異常のある方

急性すい炎の危険性と症状が出たときの対処法

急性すい炎の初期症状(嘔吐をともなう持続的な激しい腹痛など)があらわれた場合は、服用を中止し、すみやかに医療機関を受診してください。ほかにも、以下のような自覚症状があらわれる場合があります。

【主な自覚症状】
吐き気、嘔吐、みぞおちあたりの強い痛み、背中の痛み、お腹にあざができる、お腹が張る、発熱

イレウスの危険性と症状が出たときの対処法

リベルサスの重大な副作用によって、腸閉塞を含むイレウスを起こすおそれがあります。自覚症状があらわれたら服用を中止し、医療機関を受診してください。

【主な自覚症状】
便やおならが出にくい、吐き気、嘔吐、お腹が張る、持続する腹痛、高度な便秘

その他のリスクについて

次の重大な副作用があらわれた場合も、服用を中止してすみやかに医療機関を受診しましょう

胆のう炎発熱、寒気、白目が黄色くなる、右上腹部の強い痛み、吐き気、嘔吐
胆管炎発熱、白目が黄色くなる、右上腹部痛、皮膚が黄色くなる
胆汁うっ滞性黄疸白目が黄色くなる、皮膚が黄色くなる、尿の色が濃くなる、体がかゆくなる

甲状腺関連の症状(首に触れると硬いしこりがあるなど)があらわれた場合も、服用を中止して医療機関を受診してください。

リベルサスを服用するときの注意点

リベルサスを服用するときの注意点

リベルサスの危険性を避けるには、医師の指導に従い、正しい方法で服用することが大切です。ここでは、リベルサスを服用する際の注意点を解説します。

正しい方法(空腹時・水分量)で服用する

服用時の空腹状態やリベルサスを服用する際の水の量、服用後の絶食時間は、薬の吸収に影響する可能性があります。次の3点を守り、正しい方法で服用しましょう。

  1. 空腹時(1日の最初の飲食前)に服用すること(起床時がおすすめ)
  2. コップ約半分の水(約120mL以下)で服用すること
  3. 服用後に飲食や他の薬を服用する際は、少なくとも30分間空けること

次の2点にも注意が必要です。

  • 多量の水、コーヒー、お茶、服薬ゼリーなどで服用しないこと
  • 服用時に錠剤を分割したり、かみ砕いたりしないこと

自己判断で用量を増やさない

胃腸障害(便秘、下痢など)のリスクを減らすために、リベルサスは低用量(リベルサス錠3mg)から開始するのが一般的です

その後は患者の状態に応じて、リベルサス錠7mgやリベルサス錠14mgに増量されることがあります。

思ったような効果が得られない場合でも、医師の指導なく用量を増やさないでください

リベルサスを飲んだ後の二度寝はダメ?

リベルサス錠の添付文書に「リベルサス服用後に二度寝してはいけない」といった記載はありません。

しかし、薬の成分の吸収に影響を及ぼすなどの理由から、二度寝を避けた方が良いと考え、患者に指導するクリニックもあります。

二度寝の話に限らず、リベルサスの服用方法に不安や疑問がある場合は、必ず医師へ相談しましょう

リベルサスの主な副作用は?

リベルサスの主な副作用は?

リベルサスには、次のような副作用が報告されています。

胃腸障害吐き気、下痢、便秘、嘔吐、腹部不快感、腹痛、消化不良、腹部膨満、鼓腸(お腹にガスがたまる)、胃炎、おくび(げっぷ)など
その他過敏症(発疹、じんましんなど)、頭痛、疲労、無力症、浮動性めまいなど

症状が激しいときは無理をせず、服用を中止して医療機関を受診してください

リベルサスを使用できない方(禁忌)

リベルサスを使用できない方(禁忌)

リベルサスの成分(主成分セマグルチドや吸収促進剤などの添加物)で過敏症が出たことのある方は服用できません。また、以下の場合も服用が禁止されています。

  • 重い感染症にかかっている方
  • 手術などの緊急の場合
  • 糖尿病性ケトアシドーシス状態(吐き気、甘酸っぱいにおいの息、深く大きい呼吸)の方
  • 糖尿病性の昏睡状態、または昏睡状態になりそうな方
  • 1型糖尿病の方

事前に医師への相談が必要な方

事前に医師への相談が必要な方

以下に当てはまる場合は、診察時に医師へ相談しましょう

  • すい炎にかかったことがある方
  • 重い胃不全麻痺など重度の胃腸障害のある方
  • 胃摘出術を受けた方
  • 過去に腹部を手術した、またはイレウスになったことがある方
  • 2か月以内に妊娠を予定する方
  • 妊婦、または妊娠している可能性のある方
  • 授乳中の方

リベルサスや危険性に関するよくある質問

リベルサスや危険性に関するよくある質問

「そもそもどんな薬?」「死亡した例はある?」など、リベルサスや危険性に関するよくある質問にお答えします。

Q
リベルサスはどんな薬ですか?
A

リベルサスは、2型糖尿病の治療薬として米国および欧州を含む世界各国で承認されている医薬品です。もともと体の中にある「GLP-1」というホルモンに似た作用を持つ飲み薬であることから「経口GLP-1受容体作動薬」に分類されています。

GLP-1は、食後に血糖値が上がると膵臓にインスリンを分泌するよう働きかけるホルモンです。胃に入った食べ物や飲み物を腸へ送り出すスピードが遅くなる「胃内容排出遅延作用」もあります。

Q
リベルサスでは痩せない?
A

リベルサスの服用中に食事や運動といった生活習慣の見直しをすることが大切です。リベルサスを服用するだけでは痩せられない可能性があります。

Q
リベルサスの服用で死亡した例はある?
A

添付文書には、国内でリベルサス錠によって死亡した例に関する記載はありません。不安な点がある場合は医師へご相談ください。

Q
リベルサスを飲み続けるとどうなる?
A

体重や血糖値の変動には個人差があります。また使用目的や治療方針によって対応が異なるため、自己判断で服用を中止したり、用量を変更したりせず、不安な場合は医師へ相談しましょう。

Q
リベルサスを個人輸入して服用しても大丈夫ですか?
A

個人輸入したリベルサスの服用は避けましょう。外国から輸入した医薬品は、国内基準での品質や有効性、安全性が十分確認できない製品が流通している可能性があります。

また、個人輸入で入手したリベルサスも「医薬品副作用被害救済制度」の対象外です。

リベルサスの危険性を理解して正しく服用しましょう

リベルサスの危険性を理解して正しく服用しましょう

リベルサスには、低血糖をはじめとした重大な副作用があるため危険性があるといわれています。「医薬品副作用被害救済制度」の対象外であることも理解し、自覚症状や対処法を事前に知っておくことが大切です。

「服用できない方」や「事前に相談が必要な方」に当てはまるかどうかも確認して、処方を受けたら正しい方法で服用しましょう。

気になる点があれば一人で悩まず、必ず医師へご相談ください。